岩を通した皇后の矢

岩には不思議な魅力がある。大きさ、形のよさから微妙に動く岩まで楽しむ要素は多い。その不思議さに神が宿ると考えられたり、英雄と関連付けられたりする。そして信仰の対象となっていく。今日は見事に割れた巨岩にまつわる伝説を紹介しよう。

S-DSCF2658

姫路市西脇に「破磐(はばん)神社起源の大磐石(われ岩)」がある。

破磐、確かに岩が割れている。少し斜めに割れているところが美しい。これは何か言い伝えがありそうだ。現地説明板を読んでみよう。

このわれ岩は神功皇后が放たれた第三の矢が当たって破れたと今に伝えられる破磐神社起源の大磐石です。
その昔、神功皇后が三韓征討よりご凱旋の時、忍熊王の難がありましたので、御船を妻鹿の湊に寄せられ、三野の荘麻生山で朝敵退治を天神地祇に祈られ天に向かって矢を放たれました。第一の矢は印南郡的場にあだ矢となって落ち、第二の矢は飾磨郡安室辻井に落ちてしまいましたが、第三の矢は太市郷西脇山中のこの大磐石にあたって磐が三つに破れました。皇后はこれは吉兆であると、大層お喜びになりこの地に矢の根を祀られ、後に仲哀天皇、応神天皇の御ニ柱を合せ祀り破磐三神として崇め奉るようになりました。
この地は非常に狭隘で祭事に煩いがあるというところから中世当地より東北一・七キロ離れた適地に神社を御造営し大神をお遷し申し上げ現在の破磐神社となっております。
破磐神社の起源について かみのさち吹く風弓かふら矢と いかで岩をも通ささらめや と詠まれています。
破磐神社鎮座地 姫路市西脇字浄安寺

シャ!お見事である。凛々しい御姿が眩しい。麻生山〈姫路市奥山の小富士山)からここまで10km以上!さすがは播磨国風土記のヒロインである。

コメント

  1. パクリン より:

    こんにちは
    初めまして、パクリンと申します。
    破磐神社に行きまして、とてもよいところだったので、ホームページで紹介したいと思いました。
    神社に由来があり、そのまま書こうと思いましたが、分かりにくいと思い、由来を探していたところ、こちらの内容が、由来を分かりやすく表現されていておられたので、このままホームページに投稿させていただいてもよろしいでしょうか?

  2. パクリン より:

    こんにちは
    初めまして、パクリンと申します。
    破磐神社に行きまして、とてもよいところだったので、ホームページで紹介したいと思いました。
    神社に由来があり、そのまま書こうと思いましたが、分かりにくいと思い、由来を探していたところ、こちらの内容が、由来を分かりやすく表現されていておられたので、このままホームページに投稿させていただいてもよろしいでしょうか?

  3. 玉山 より:

    パクリンさま、ご覧くださり、ありがとうございます。
    記事内の由来の部分は「われ岩」のそばにあった説明板の文章を全文引用していますので、使っていただいてよろしいかと思います。
    私も破磐神社を訪れましたが、心が洗われる思いがいたしました。

  4. 玉山 より:

    パクリンさま、ご覧くださり、ありがとうございます。
    記事内の由来の部分は「われ岩」のそばにあった説明板の文章を全文引用していますので、使っていただいてよろしいかと思います。
    私も破磐神社を訪れましたが、心が洗われる思いがいたしました。

  5. パクリン より:

    ありがとうございますm(__)m
    心が浄化される神社でした。
    リセットさせていただけました。
    由来の最後に紀行歴史遊学より、と記載して公開します。
    ホントにありがとうございます。
    感謝です(#^.^#)

  6. パクリン より:

    ありがとうございますm(__)m
    心が浄化される神社でした。
    リセットさせていただけました。
    由来の最後に紀行歴史遊学より、と記載して公開します。
    ホントにありがとうございます。
    感謝です(#^.^#)

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